「後悔先に立たず」をどうすればいいか悩む(解消・克服)

「なんであんなこと言っちゃたんだろう」
「もっとこうしとけば良かった」
「またやってしまった」

後悔先に立たずとはいいますが、誰しも後悔してしまうことはあることです。

クヨクヨするな、と言われるほど、どんどんドツボにハマってしまいます。

しまいには、こんなにクヨクヨする自分に嫌気が指し、一層ネガティブに陥ることもあります。

私もよく後悔することがあります。

あの時こうしておけばよかった・・・なんて思うことは日常茶飯事です。

 

特に、完璧主義傾向がある人はクヨクヨしがちであるといえます。

物事に完璧はありません。

どこまでいっても不完全です。

そうは分かっても囚われてしまうのが、人間の脳というもの。

後悔しては落ち込みの繰り返しです。

それでは、後悔した時、クヨクヨ悩んでしまったときどうすればよいでしょうか。

解消法や克服法はあるのでしょうか。

ここでは3つの方法をお伝えします。

  1. 俯瞰する
  2. マインドフルネスの活用
  3. 人は忘れるということを知る

1つ目は、俯瞰するです。

状況を俯瞰してみることで、後悔することになった出来事に集中することがなくなります。

例えば、「あんなことを言ってしまった」という後悔の背景にはあんなことを言っていない出来事があるはずです。

それらを踏まえ、全体を見るように心がけてみてください。

悩んでいるときは視野が狭くなっているものです。

うまくいっていることだってあったはず。

そういった出来事にも意識を向けましょう。

2つ目は、マインドフルネスの活用です。

私がよく個人セッションで使う技法です。

何か後悔する出来事に直面したら呼吸などに意識を向けてみてください。

もちろん、1回だけではまたクヨクヨに後戻りしてしまいます。

そこで何度も何度も根気よく行いましょう。

それを継続するとある変化が起こります。

後悔するような出来事に遭遇した際に、「出来事→後悔」ではなく、「出来事→マインドフルネス」という循環になるはずです。

マインドフルネスには過去記事にもあるのでご覧ください。

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3つ目は、人は忘れるということです。

よく政治のニュースで言われることがありますよね。

「どうせ国民は忘れる」って。

政治家にとって都合の悪いニュース、例えば、コロナ自粛中に銀座で飲んでいたなど、は時間が立てば忘れさられるということです。

その時は問題になっても、しばらく立つと「そんなことあったけなー」くらいに収まるものです。

ご自身の後悔にも当てはまります。

時間が立てば「なんであんなにクヨクヨしていたんだろう」という日が必ず来ます。

人間の脳はあいまいにしか記憶できないようになっているからです。

はっきり明瞭にすべてのことを記憶していたら、おそらく、ずっとPTSDのような状態になり心が穏やかにならないでしょう。

そしてその曖昧な記憶も意識しない限り忘れさられてしまいます。

なので、後悔することはあっても「時間が立てばいずれ忘れる」と心に留めておく余裕が必要です。

 

人生で後悔することなんて山のようにあります。

それらが私たちの成長には必要なのです。

対処法を身につけるというのも成長の一つです。

後悔が多い方は真面目で繊細な方が多い。

そして、他者に対して配慮が行き届いていることの表れでもあります。

ご自身の心とうまくお付き合いしながら人生という旅、ゲームを歩んでいきたいものです。