「くよくよするなよ」
「気にしすぎだって」
「なるようにしかならないよ」
相当「気にしい」の性格のためよく言われた言葉です。
他にも、「神経質だ」とか「もっとおおざっぱに」とかもありますね。
まず、飛行機内でまともに眠れたことがありません。
長時間の高速バスや新幹線でも同じです。
何かの物音や人の感情が気になってしまうと、そこに注意が行くため、どうしても注意散漫になってしまいます。
冗談で言われたことを真に受けてしまうこともよくありました。
「それ冗談だって」
そういわれても真顔で真面目に応対してしまうんですよね。
「もっと鈍感に生きよう」
「くよくよしないで生きよう」
このように考えて様々な改善を行なってきました。
栄養が足りないせいなんじゃないかと考えてビタミンのサプリを飲むといった的外れなこともやりました。
でも、最近はすべての対処法をやめました。
鈍感の人をうらやむことがなければ、そうなりたいとも思わなくなりました。
なぜでしょうか。
単純に、今の状態がベストと思えるようになったからです。
カウンセリングやコーチング、研究や執筆に必要なのは繊細さであり、共感する能力です。
ざっくり言うと適職に巡り会えたというのが一番の理由です。
気にする、気にしないというのは脳の違いに由来している可能性があります。
身体能力と同じで脳の構造上の違いが影響します。
筋骨隆々の人の身体能力は見た目でおおよそ判断できますが、性格や特性といったものは脳の構造上の問題であるため目に見えません。
そのため、物理的に何とかしなけらばならず、その点、どうしようもないのです。
むしろ、何とか変えようと努力するより、その性格特性を活かそうと逆転の発想をした方が楽ですし、早い。
もし、HSPや神経症で同じようにお悩みの方でいらっしゃるのなら、性格を何とかしないでください。
そうではなく、自分が活きる場所を見つけてください。
そちらの方が断然楽です。
仕事や職場なんて山ほどあります。
まだ、自分にぴったりの環境が見つかっていないだけです。
見つかったといって「お花畑」のような気分になるかというとそうでもありません。
これは注意が必要ですね。
適職を見つけてもあまり感慨などないものです。
実際はイメージとは違います。
そんなものです。
「やったー見つかったー」
という気分になれるわけでもありません(残念ながら・・・)。
何となく「フィット」するなという感じでしょうか。
感慨とかはありませんし、あまり期待しない方がいいかもしれません。
喜びのような感情を期待すると当てが外れるでしょう。
私も自分を活かそうとしたら現在の職業になったという感じです。
「あ、これか」みたいなあっさりした感情。
「気にしない」ができなくてOKです。
問題ありません。
そのまま、あるがまま、ご自身の道を切り開いていってください。