近所を散歩していると空き家が増えてきたように思います。
表札はあってもぺんぺん草が生え、明らかに手つかずの家もあちらこちらに。
ちょっと調べてみましたら、地方だけではなく首都圏でも空き家が進行しているようです。
全国で問題となっている空き家。国の推計によると東京都内にも約81万戸あり、その7割は23区内にある。過疎化とは縁遠い首…
そりゃそうですよね。
少子化で人口がどんどん減っているのが現状ですから。
推計によると、約10年後には約三分の一が空き家になるそうです。
不動産情報サイトが30代・40代の男女に対して実施した“実家に対する思い”の調査結果。この中で、「実家に思い入れがある」…
更地にすると税金が高くなるので、空き家のままというところもあるといいます。
そのような将来を見据えるとこれから家を買うメリットよりはデメリットの方が多いかもしれません。
そこらじゅうに空き屋があれば、住んでもらった方がましですから安く借りることができます。
わざわざ35年ローンなんて組む必要はありません。
しかも、ただでさえ日本は自然災害が多い国です。
土地に縛られるのは一定のリスクがあります。
空き家がこれだけ増えるとかなりお得に一軒家に住めるようになるのではないでしょうか。
地方に行きますと行政が補助金を出してくれるのでほぼタダ同然で住めるような(空き)家もあります。
これから家を購入し、子どもに資産を残そうと考える方もいらっしゃるかもしれません。
でも、今から20年、30年後なんて空き屋だらけかもしれません。
それに、日本は所有するのは罰とばかりに税金がかかります。
つまり、家を買うと、土地に縛られるだけではなく、税金まで背負うことになりかねません。
子どもの立場からすると面倒ですよね。
「周りは空き家だらけで価値ないのに、税金だけ払わなくてはならない」かと。
これらからの住まいを考えると、空き家に安く住むかずっと賃貸のマンションやアパートに住むという選択肢になります。
政府も空き家対策に乗り出すようですし、これからは空き家をリーズナブルに活用するという時代になるのかもしれません。
家を買うように勧めるのは住宅メーカーと昭和的価値観を持った世代の人たちですかね。
家を持って一人前とか。
もう、そういう時代は終わっていると思います。
経済が縮小していきますので、必然的に持続可能な生き方、方向性へとかじを切る段階にきています。
もちろん、キャッシュで住宅を購入できる人は羨ましいですし、余裕がある人は買ってもいいのかもしれません。
少なくとも、自分は資産などいらないですし、ずっと賃貸かあわよくばリフォームした空き家を借りたいと考えています。