どんな親の下に生まれるか、家庭環境に生まれるか。
容姿だけではなく職業や年収まであらゆることに影響を及ぼしていることは事実です。
体格や身長といったことはどうしようもありません。
やっぱり、お金でしょうかね。
一番の問題は。
「世の中お金じゃない」
「お金で幸せは買えない」
確かにそうかもしれません。
でも、お金で解決することができることが多くあるのもまた事実なのです。
一度、どん底まで経験してみてこそお金のありがたさがわかるし、稼ぐことがいかに大変かということもわかります。
でもお金持ちの家に生まれれば、そういう経験はできないかもしれません。
当たり前だからです。
じゃあ、お金持ちは何も悩みがないかというとそうでもありません。
親が政治家だった、会社を経営していた、医者だった・・いろいろあるかもしれませんが、そのような家に生まれることはまた苦労があるものです。
親が会社や病院を経営、運営していたら場合によっては跡を継がなければなりませんし、そういうプレッシャーを幼少期から感じ取るものです。
そういう家庭の子は逆に、多少貧しくても良いからサラリーマンの家庭に生まれて自由な生き方をしてみたかったと思うかもしれませんね。
まあ、要するにどんな境遇であれないものねだりなんですね。
人って、近しい人やあまり差がないことに嫉妬心を覚える傾向があります。
ご近所さんや友人などですかね。
逆に、差があまりに大きいとそもそも比べることもないのです。
ヨーロッパやアフリカに住む人と比べたりしないじゃないですか。
正直、日本に生まれただけでもだいぶ幸運だと思います。
世界には紛争地域や生涯飢餓に苦しんでいる国、独裁国家など様々な国があります。
治安が良く、水道を捻れば飲料水が出てくる国はそうありません。
確かに、出自は人生に大きな影響を与えますよ。
だから、「親ガチャでハズレとか失敗とか爆死」と言っている人の気持ちもわかります。
でも、親だけじゃなく、どの時代にどの国に生まれるかということも人生にとって大きなファクターになります。
となると、今この世に存在していることは奇跡とも呼べる出来事なんですね。
この時代にこの国でこの都道府県でこの親の下に生まれるというのは。
昨日、池川先生と飯田先生の書籍を紹介しました。
親を選んで生まれてくるという一つの考えです。
何かよほどの理由があってこの親の下で生まれる必要があり、それは自分が選択したのだと考えて前向きに生きた方がより創造的な人生になると思いませんか。
ないものねだりでふて腐れて生きるより、「よし、逆転ホームラン打ってやろうじゃないか」と情熱的に生きたほうが面白いですよ。
経済格差が広がっていることは問題です。
それをどう是正するかというのは重要な課題でしょう。
でも、あまり親ガチャがどうとか考えない方が精神衛生上良いです。
それに惑わされるのも良くないです。
紛争地域に生まれたら毎日生きるのに必死でそんなこと考えている余裕もないはず。
きつい言い方になってしまいますが、平和というか平和ボケなのかもしれませんね。
紹介した本を読むなどして、人生を前向きに生きるにはどの思考法が合っているのか一度整理してみることをおすすめします。
完璧な答えなどありませんし、人によって違うので、あなたにとってしっくりくるもの。
それが正解です。